春秋五覇の変遷
春秋の五覇のひとつであった晋が朝・魏・韓を諸侯に承認することにより、晋は分裂、戦国時代がはじまる。
このように、春秋時代の終焉は、國主の不安定化から下克上へと移り変わることによって生じた。族的秩序が弛緩し地縁的秩序へ移行し、都市国家から領域国家へと変貌し、貨幣も流通するようになり中央集権的な性格を持つようになる。
戦国時代に突入し、戦乱の時代をどのようにすごすべきかという思想の需要が高まり諸子百家が生まれた。
孔子の儒家をはじめとして、墨家や縦横家兵家、道家、法家など様々な政治思想が生まれる。
まず儒家について。「仁」と「礼」は孔子が唱えた主な2つの要素である。「仁」は他人と同じように遇することを指し、「礼」は「仁」を実現する手段である。
「君子」とは自覚的に「仁」の実現を志す、リーダーの資質を持つ人物であるべきだとした。この素質とは、血統や身分ではなく、後天的修養によって身につけられるものとした。
この後「仁」を重んじる思想は孟子に伝えられてゆき、「礼」は旬子や卜子夏によって後の法家へと結びついていく。